YouTube活動復活と、動画内でのメッセージに代えて

YouTubeの投稿を再開しました。これまでに言いたかったことなどがたくさんありますので、動画の中での言及に代えてこちらでコメントを発表します。

YouTubeの活動を復活させました。

4~5年ぶりの復活です。また突然死(投稿が止まる)するかもしれませんが、熱に浮かされている間は続けるつもりです。気長に見ていってください。


さて、わざわざブログ記事をしたためた理由はもちろんあります。動画内でお気持ち表明をするのに抵抗が出てきたからです。

これまで私は、「ウディタ講義」という、明らかに何かを教える動画の内部でお気持ち表明を何回かしてきました。しかし、私はこういったシーンを人々がダブルタップですっ飛ばしてしまうことを、ここ数年で自覚するようになりました。純粋に知識を求める視聴者の方に対して、そのような経験をさせるのは本意ではありません。

他方で、今回は書きたいことがそこそこ積もってしまいました。そのため、動画投稿に代えてこの記事を投稿し、おそらく動画の1000分の1にも満たないであろう読者を集める私の大事なブログに投げ込むこととします。

なぜ失踪していたか

主な理由は2つです。

ゲーム制作に飽きた

かつて持っていたゲーム制作にかける熱は、完全に冷めてしまいました。今の私には、どんなテーマがあり、どんな素材が揃っていても短いゲームを一つ作り上げられる気概すらありません。ゲーム制作に飽きてしまったのです。

今は何をしているのかといえば、主にはフロントエンド開発(サイトを作ったり)をしています。このブログはその作品の一つです。Minecraftも懲りずに続けています。ウディタ講義を出し終えた暁には、マイクラオタク向け動画を出したいですね。

非効率な方法で動画を作っていた

私はこれまで、酷い方法で動画を作っていました。それはこの歳になって考えてみれば驚愕するような、非効率で無駄な手順でした。

  1. 字幕を入力する
  2. 試聴する
  3. 問題なければ、音声を入力して字幕をコピペする
  4. 改行を手動で整える
  5. セリフの右に、手動でよみあげ終了後の0.5秒の間を作る
  6. その右に、手動で0.25秒の次の台詞までのギャップを開ける

こんな非効率なことを、1本の動画につきセリフの数だけ、具体的に言えば100〜500回近く行っていたわけです。特に手順5と6は、毎回の動画で1~2時間程度の単純作業を私に強要していました。こんなことをしていたのは、「狂っている」としか表現のしようがありません。

人間の時間は有限です。このような非効率なやり方は、私を動画編集から遠ざけるのに十分でした。いや、自分で敷いたトラップなのですが。

そもそも、なぜ動画を出そうと思ったのか

当時はこんな手間をかけて動画を作っていたのです。それであのクオリティなのです。残念ながら、かけた時間と質は必ずしも比例しないのです。今の私のほうがずっとうまく教えられる自信がありますが、他方で私よりもっとうまくできる人はたくさんいるはずです。

ところで、私は「ウディタでウディタ講義」というシリーズが大好きで、よく見ていました。

※2024/06/14現在、ニコニコ動画が全体的にダウンしているため視聴不能です。

しかし、この動画はある日突然消えてしまいました。これは大変なことです。他に分かりやすそうな講座もありません。ならば私がやってしまおう、ということで始めました。

この"作戦"は功を奏しました。だって、需要があるのに誰も足を踏み入れていないところに動画を出せば、爆発的ではなくとも伸びるに決まっています。私の拙い動画の再生数とチャンネル登録者数は、―動画を出していない6年の間も―順調に伸びました。

しかし、今見てみれば講義の後半は完全に失速しています。これはつまり、続き物は伸びないということを示しています。 ウディタ講義は章区切りですが、コンセプトが違うだけで内容が強く連続しているわけではありません。近々サムネの差し替えで対応しようと考えています。

…………ちなみに、ウディタでウディタ講義はYouTubeからは消えたものの、ニコニコ動画には元気に残っています。つまり、YouTubeから消えた動画は無断転載だったわけです。私は勘違い駆動で動画を作っていたのです。お恥ずかしい。

YMM4は、もはや別物になっていた

YMMというのは「ゆっくりムービーメーカー」というフリーソフトの略称です。

昔(2010年代前半)からこのソフトはずっとありました。しかし、当時のYMM3といえば、

  • 単独で動画を出力できない
  • 画像を拡大縮小したりはできるが、それ以上のことはできない

このように、aviutlを経由しなければ、あんまり本格的なことはできないという印象のソフトでした。

YMM4に触れて、正直本当に驚きました。ゆっくり文化は、匿名動画文化は、このような熱意のある優秀な開発者が支えているのだと、感動せずにはいられませんでした。

この数年で、自然な日本語読み上げが誰でも手元に届くようになりました。私は視聴者の希望でゆっくりを使い続けますが、今後もゆっくりやVOICEVOXをはじめとした読み上げ動画の未来は明るいと思っています。

この感動の熱に浮かされ、私は動画投稿の再開に向けて作業を開始しました。テンプレートは、可能な範囲で作り直すことにしました。読み上げ速度や、2010年代前半にはなかったフォントも使ってみることにしました。今は興奮が止まりません。

本当にすみませんでした

5年間も待たせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。すみませんでした。

この5年間、届くコメントも、動画を出していないのにどんどん伸びていく登録者も、全部しっかり見ていました。そのたびに、「復活しなければ」という罪悪感が、私を焦がしていました。私は皆さんの熱意に負けて、もう一度動画を出すことにしたのです。「ありがとう」という言葉以外出てきません。

いまはUnreal Engineを使えば、もっと本格的な3Dゲームが作れます。それでも「古き良きフリーゲーム作成ソフト」であるウディタは、少なくともスクラッチを遥かに凌駕する可能性を秘めていると確信しています。

この5年で、私は当時とは比べ物にならないぐらいの知識を獲得しました。(それでも、私の優秀な友達と比べれば本当にカスみたいなものですが…)それを惜しみなく還元し、まずはウディタ講義2章を完結させることが私の使命だと思っています。

今度は折れないように頑張ります。見守っていただけると嬉しいです。

ちなみに、講義概要は5年前に全て決めてありましたのでそれに従うつもりです。必要があれば訂正も加えながらやっていこうと思います。なにか気になったところ、分かりにくいところ、もっと詳しく言ってほしいところなどは遠慮なくコメントで教えていただけると励みになります。これからもよろしくお願いします。

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