【キャッシュレス】お金周りですべきこと、してはいけないこと10選
キャッシュレス決済を始めるに当たり、お金周りのことで「やっていいこと」「やってはいけないこと」はそれなりに存在します。この記事では、その内容についてまとめます。
個人ブログなので、前書きなどありません。さっさと本題に入ります。
してはいけないこと
1. 18歳未満なのに、PayPalアカウントを作成すること
未成年なのにPayPalアカウントを作成すると、永久にBANされ、将来にわたって(成人しても)PayPalを使えなくなります。絶対に作らないようにしましょう。
2. メイン銀行のデビットカードをメインにすること
死に直結します。今すぐやめましょう。
クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードは、不正利用時に補償があります。
ありますが、デビットカードは使用時に即座に残高が減ります。しかも、返金まで2ヶ月以上かかります。
クレジットカードの場合は、カードを止めれば被害額の分は肩代わりしてくれます(口座から減りません)。しかし、デビットカードは即死です。まじでやめましょう。
じゃあ何を使えばいいのさ
対処法は3つあります。
1. 普通にクレジットカードを使う
普通にクレジットカードを使ってください。口座からいきなり金が消滅するより、リボ払い解除を忘れて手数料を取られる方がマシです。
2. 銀行口座を分ける
サブの銀行口座を作り、生活費しか入れないと決めて使うのであれば、被害額は「そこに入っていた金額」だけで済みます。
3. プリペイドカードを使う
デビットカードが怖いなら、プリペイドカードを使いましょう。大丈夫、ただのチャージ式のクレジットカードです。
KyashやTOYOTA Walletが無難です。詳しくは後ほど。
3. ◯◯後払い、「すぐにチャージするボタン」を使うこと
PayPayに限らず、最近のキャッシュレス決済は後払いを何かと使わせようとしてきます。使わないようにしましょう。
理由は極めて単純であり、法規制がなく手数料が違法利率だからです。
貸金業法という法律で、お金を貸すときにはかけていい上限の利子が決まっています。しかし、後払いは「手数料」という名目で、明らかに違法な金利を請求しています。法のグレーゾーンというやつです。
この記事の表を見れば、そのヤバさは一目瞭然です。一番安い3000円のやつでも、500円の「手数料」がかかります。しかも、これは1ヶ月のものです。
携帯料金合算払いやメルカリ、PayPayの後払いは現在手数料をあまり取っていませんが、いつ転向するかわかったものではないですし、そもそも支払い方法を分散させるのはいくら使ったかわかりにくくなり危険です。
4. nanacoとWAONを使うこと
他の決済手段と比べて特に還元率で優位性がなく、1ミリもメリットがありません。いますぐ捨てましょう。
ただし、一部の時代遅れなスーパーでは「WAONしか使えない」ということもあるようです。
WAONの還元率
「WAONはゴミ」とだけ言うとただの口の悪い人間なので、根拠をちゃんと示します。
まず、平常時の還元率ですが、
100円→1WAONポイント=0.5円
というレートです。この時点で、あらゆるクレカよりゴミです。
おや、ポイント5倍キャンペーンなるものがあるようです。この期間中は、
100円→5WAONポイント=2.5円
になるのでしょう。
ちなみに、これは毎月10日のみに発生する、ソシャゲも真っ青の超レアイベントです。
毎月10日以外にこのカードを使うと、明らかに損します。それでも使いますか?
なお、nanacoも似たような状況です。明らかにクレジットカードなどと比べて不利です。「近所のスーパーはこれしか使えなくて、強烈な現金アレルギー」というわけでもないのであれば、さっさと捨てましょう。容量の無駄です。
「決済スピードが魅力的だ」という意見はあると思います。Suicaで問題ありませんし、iD対応のクレカを使えば同じスピードです。
5. クレカを大量に申し込むこと
一時期にクレカを大量に申し込むと、それがクレジットカードを発行する会社全てに伝わります。「こいつやべーやつだ」となるので、避けましょう。
6. 地方銀行を使うこと
地方銀行は、少なくとも一般消費者の目線において、ゴミです。今すぐネット銀行に改宗しましょう。
ただし、「俺はネット銀行だけで生きていくのだあああ」とするのはおすすめしません。なぜならば、時々普通の銀行でしか行えない手続きがあるからです。それは例えば、
- 日本学生支援機構からの奨学金・借金の受取・返済
- 印鑑登録
- ネット銀行は基本的に印鑑を登録しません。
- 各種証明書の発行
- 郵送か自己印刷になります。
- たまに引き落としNGなところがある
といったものです。
速報
今記事を書きながら知ったのですが、どうやら去年からネット銀行が借金(奨学金)返済に対応するようです。バンザイ。
令和6年1月から令和6年3月に頂いたご意見
「住信SBIネット銀行」から引き落としできればありがたいです。引き落とし可能な銀行が少ないように感じます。改善のほどお願いいたします。 奨学金の返還におけるインターネット専業銀行の導入については、令和5年4月11日(火曜日)より取扱いを開始しており、住信SBIネット銀行についても、今年度中に導入を予定しております。
なお、受取には引き続き非対応なようです。有能かと思いきや無能でした。これにより、逆に説明が紛らわしくなってしまいました。
やるべきこと
7. 学生のうちにクレカを作る(高卒以上)
18歳になり、かつ高校を卒業しているなら早めにクレジットカードを作ってしまいましょう。
そうすることでクレヒスがたまり、将来的にローンを組むときに有利になります。なお、デビットやプリペイドはクレヒスに影響しないのでだめです。
学生の間は親の後ろ盾があることから、審査が通りやすいです。絶好の機会と言えます。
新卒でクレカを作るのは高難度
新卒でクレカを作ると、落ちる確率が格段に上がります。
勤続年数という指標もありますが、試用期間であることも影響しているものと思います。年収の額面は関係ありませんので、気をつけましょう。私の友人が、平均の新卒年収を上回っているにも関わらず審査落ちをしたという例もあります。
また、クレカの審査に落ちたときに連続で申し込むのもやめましょう。「クレジットカードを申し込み、審査に落ちた」ということ自体はクレヒスに残り、審査に影響を与えます。
8. リボの解除を(全力で)行う
クレジットカード会社は、ポイント還元やデフォルト設定など様々な方法でリボをオンにさせようとしてきます。絶対に応じてはなりません。100ポイントを手に入れるために30万円の負債を負うのは、負け犬のやることです。
世の中には、「一括払いを宣言してもリボになるクレカ・設定」が存在します。例えば、「マイ・ペイすリボ(三井住友系列)」です。よく漫画で「一括払いにしたのにリボ地獄になった!やばい!」となるのは、だいたいこれです。
クレカを契約したらまずやるべきことは、間違いなくリボの解除です。お忘れなきよう。
9. 複数ブランドのカードを持っておく
基本的にはVISAとMasterCardを持っておけば大丈夫です。複数の会社から2~3枚持っておきましょう。同じ会社から違うブランドのカードを2枚発行できることもあります(楽天など)。
ただし、この2つの会社は最近極めて不当な断じて容認しがたい言論弾圧表現の自由の侵害を行ったことで有名です。というわけで、『そういうサイト』をご利用予定の方は、JCBのカードも持っておきましょう。正直これまでJCBはバカにしていたのですが、こういう場面では大事ですね。
10. プリペイドカードを作る
サイドの説明になりますが、プリペイドカードというのはチャージ式のクレジットカードです。以下の場面で役に立ちます。
- 以下のようなサイトで買い物をするとき
- ちょっと怪しいサイト
- 海外サイト
- セキュリティが弱そうなサイト
- 1回しか使わなさそうなサイト
- 諸事情でクレカが作れないとき
- サブのクレカを作るのがめんどくさいとき
- 今すぐネットで決済できるカードが欲しい時
また、Kyashは送金したいときにも便利です。ただし、詐欺と「押すだけでチャージする機能」にはくれぐれもお気をつけて。
おまけ ◯◯後払いの利率計算
以下、数式が出てきます。苦手な方はスルーしてください。また、実際の返済額とは異なります(手数料は1回のみかかり、損害遅延金が年14.6%であるため)。そのため、以下はおふざけ程度に見てください。
3000円借りたとき、月に500円の手数料がかかるという話をしました。単純なわり算でもいいのですが、年利計算をするにあたってはそうも行きません。1ヶ月に500円増えているのですから、もっと適切な計算式があります。
3000円を借りて1ヶ月で500円になった場合、3500円になります。これは
3500/3000=1.166...
になったので、月当り16.6...%増加していることになります。この時点で結構とんでもないですが、これを12ヶ月連続で行うので、
(3500/3000)^12=6.35
となります。ここから1を引いて100倍すれば
年利535%
というバケモノのような数字が出現します。リボ払いやヤミ金融の手数料なんて目じゃありません。
というわけで、前借り(後払い)はマジで使わないようにしましょう。まだ消費者金融から借りたほうがマシです。